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講演会シリーズ「風景」を考える(1)
『首都・東京にまつわる「場所の歴史」とは?』


平成18年2月5日開催


江戸時代から今日まで、日本の政治的中心であり続けている東京。
実質的首都としての数百年の重みがこの都市にはまとわりついています。
今回は、近代日本の秘められた歴史を「建築」という側面から解き明かします。

講演会シリーズ 「風景」を考える 第一回
建築の遺伝子 − 将軍から天皇への風景

平成18年2月5日(日) 14:00〜 当館講堂にて 聴講無料
講師:鈴木 博之 氏(東京大学教授、建築史)

 当館は、光と緑にあふれる静岡県の風土にふさわしい美術館として「風景」を作品収集方針の一つとしています。日本の山水画から西洋の風景画まで、幅広く風景の魅力を伝える作品を収集してきました。

現在、都市化や工業化の進展、地球温暖化などの自然環境の変化により、美しい風景は私たちひとりひとりの努力によって支えるべきものとなってきております。そんな中、わたしたちは風景について考えていく連続講演会を昨年より展開してまいりました。

 本年度第一回の講師鈴木博之氏は建築史がご専門で、世界の建築の歴史について幅広いご研究をなされています。今回は、皇居、赤坂御苑、迎賓館、国会議事堂など近代日本を象徴する建築意匠をスライドで概観しながら、建築のあり方と場所の歴史をめぐるお話を繰り広げていただきます。

おなじみの美術の話題とは違った角度から「風景」のお話をうかがう本講演会。今年は特に歴史好きにはたまらなく興味深いものになりそうです。

□講師プロフィール

鈴木 博之(すずき ひろゆき)/1945年、東京都生まれ。工学博士。専門は建築史。1974年、東京大学工学系大学院博士課程満期退学。ロンドン大学コートゥールド美術史研究所等をへて、1990年東京大学教授。著書、論文に『日本の地霊』ほか多数。1985年、芸術選奨文部大臣新人賞受賞。

 


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