ヘッダー1

講演会シリーズ「風景」を考える(2)
『名所にこめられた先人の魂を読み解こう!』


平成18年2月12日開催


日本三景に近江八景、おなじみ東海道の宿場の数々・・・。
古来、人の行き交うところには常に名所とよばれる風景があります。
先人たちは、この特別な風景にどんな思いを託して来たのでしょうか。

講演会シリーズ 「風景」を考える 第二回
名所観の形成と展開
−江戸時代の人々は名所をどのようにとらえていたか


平成18年2月12日(日) 14:00〜 当館講堂にて 聴講無料
講師:長谷川 成一 氏(弘前大学教授、日本近世史)

当館は、光と緑にあふれる静岡県の風土にふさわしい美術館として「風景」を作品収集方針の一つとしています。日本の山水画から西洋の風景画まで、幅広く風景の魅力を伝える作品を収集してきました。

現在、都市化や工業化の進展、地球温暖化などの自然環境の変化により、美しい風景は私たちひとりひとりの努力によって支えるべきものとなってきております。そんな中、わたしたちは風景について考えていく連続講演会を昨年より展開してまいりました。

第二回の講師長谷川成一氏は、江戸時代の歴史がご専門で、十数年前から江戸時代の名所や景勝地について充実したご研究を続けてこられました。江戸時代から全国に名高い東海道沿いの名所を数多く抱える静岡の県民にとって非常に刺激的なお話をいただけることと思います。

おなじみの美術の話題とは違った角度から「風景」のお話をうかがう本講演会。今年は特に歴史好きにはたまらなく興味深いものになりそうです。

□講師プロフィール

長谷川 成一(はせがわ せいいち)/1949年、秋田県本庄市生まれ。専門は日本近世史。1973年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学史料編纂所をへて、1989年から弘前大学教授。著書、論文に『失われた景観−名所が語る江戸時代−』ほか多数。1991年、毎日出版文化特別賞受賞。

 


実技室プログラム 講演会・美術講座 学校向け普及事業

ギャラリートーク 移動美術展 ロダン館まめちしき

TOP MENU

ロゴマーク Copyright (c) 1997-2000 Shizuoka Prefectural Museum of Art
禁無断転載・複写