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2006年11月7日(火)〜12月17日(日)


森鷗外と美術

明治、大正美術を支えた友情と栄光の物語


文豪、森鷗外。軍医でありながら、数々の小説を残しました。一方、明治、大正時代の美術と深い関係があったことは、あまり知られていないかもしれません。鷗外は評論や展覧会審査を通して、作家たちが活躍する舞台をつくり、支援した、いわばアート・プロデューサーだったのです。親友、原田直次郎や黒田清輝など、親交のあった作家たちの名品をお楽しみください。また鷗外は軍医の最高位、軍医総監にまで登りつめました。鷗外が所属した陸軍衛生部と美術の関係を、戦傷図やレリーフなどで紹介します。さらに鷗外は帝室博物館(現東京国立博物館)総長にもなり、手腕を発揮しました。鷗外は今日の博物館行政の先駆者でもあったのです。鷗外と美術の関係を、総合的に取り扱う初めての展覧会です。ご期待ください。

<展示構成>
第一部 芸術で結ばれた友情 原田直次郎と共に
 T 出会い −西洋絵画と「舞姫」たち−
 U 共闘 −批評と明治美術の革新−
   ・日本画の伝統と変革
   ・原田直次郎の挑戦 北派(旧派)の絵画
   ・黒田清輝の登場 南派(新派)の絵画
   ・美学、美術史学、美術解剖学の紹介
 V 別れ そして十年後の回顧展
第二部 芸術がもたらした栄光と活躍  鷗外の多面性
 W 陸軍軍医総監・森林太郎の周辺
 X 鷗外と展覧会、博物館
 Y 次世代へのまなざし


主な作品

開館時間:

午前10時〜午後5時30分(入場は午後5時まで)

休 館 日:毎週月曜日
観覧料:

一般・大学生/800(700)円、小・中・高生/400(300)円

※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金。
※70才以上の方及び身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をご持参の方は無料。
※収蔵品展、ロダン館もあわせてご覧いただけます。



関連イベント

実技講座 【裸のこころで裸を描こう】 *終了しました。
[ 日時 ] 11月11日(土)・12日(日)
[ 講師 ] 藤原由葵氏(洋画家・美術博士)
要申し込み 


■学芸員による美術講座 【森鷗外と美術展について】  *終了しました。
[ 日時 ] 11月18日(土) 午後2時〜3時
講座室にて  聴講無料 


■特別講演会 【陸軍軍医学校と美術】 *終了しました。
[ 日時 ] 11月19日(日) 午後2時〜3時
[ 講師 ] 陸上自衛隊衛生学校・彰古館担当者
講座室にて  聴講無料


■特別講演会 【津和野と森鷗外】
[ 日時 ] 12月3日(日)  午後2時〜3時
[ 講師 ] 木下直之氏(東京大学教授)
講座室にて  聴講無料 


■学芸員によるフロアレクチャー 【展覧会この1点】
[ 日時 ] 11月26日(日)、12月16日(土)   各午後2時〜3時
展覧会場にて
※観覧料が必要です。


■【ボランティアよるギャラリートーク】
会期中随時開催
※観覧料が必要です。 



レストランで特別料理



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