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ローマ散策展


平成13年3月16日(金)〜4月20日(金)

古来より、人々の心を惹き付けてやまない、「世界の都」ローマ。18世紀にもやはりこの街は、他国からの旅行者で賑わっていました。彼らは憧れの地で、花と咲き誇る芸術の数々を堪能し、最新の流行に触れ、様々な政治情報を手に入れていたのです。
そして、ローマが他の追随を許さない点の一つは、この都市には古典古代以来の遺構が豊かに眠り、その時々の街並と共存している、ということでした。数百年の時を経てなお威容を誇る遺構の前に、人々はかつての栄華に思いを馳せたことでしょう。
G.B.ピラネージ(1720-1778)は、このローマを舞台に活躍しました。彼の版画が描き出す都市の景観、そして古代の遺構の数々は、ヨーロッパ各地に「ローマ」のイメージを雄弁に伝えていくのです。
本展では、ピラネージが20代の終り頃から死ぬまで描き続けた《ローマの景観》連作や、名高い《牢獄》第2版等を、当館の収蔵品からご覧に入れます。さらにカナレットやG.D.テイエポロらの作品も併せて展示。版画というメディアで開拓された、豊かなイメージの数々をご鑑賞下さい。


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