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2007年2月4日(日)〜3月25日(日)


待望のパリ・国立ロダン美術館コレクション ついに静岡へ!

ロダン―創造の秘密

白と黒の新しい世界

ロダンといえば、皆さんは、重厚な「黒い」ブロンズ作品を思い浮かべることでしょう。しかし、ロダンは、石膏を使った「白い」作品も制作しています。19世紀において、石膏は、ブロンズや大理石作品として発表する前の「原型」として用いられるのが主流でしたが、ロダンは、その特性にいち早く注目し、石膏の作品を中心にした展示をするなど、実験的な試みを行いました。光を反射し、作品にはっきりとした陰影が生まれるブロンズに対して、石膏は光を吸収し、やわらかい凹凸を作り出します。それぞれの素材がもつ性質を見事にいかすことによって、ロダンは独自の世界を築いていったといえるでしょう。
本展は、フランス国立ロダン美術館の全面的な協力のもとに、《青銅時代》、《バルザック》、《地獄の門》など代表作を多数出品する空前絶後のロダン展です。これまで日本でまとまって出品されることのなかった石膏作品59点のほか、ロダン芸術の象徴とも言うべきブロンズ、大理石の作品に、ロダンが自ら収集した古代ローマの美術品などを加えた、彫刻146点で構成されています。あわせて、素描・版画18点、写真26点を展示することで、ロダンの創造の秘密に迫ります。


主な作品


関連イベント

■特別講演会
2月4日(日)午後3時〜4時30分 講堂(262席 申込不要・無料)
「ロダンのアトリエ」(通訳付き)
講師:ドミニク・ヴィエヴィル氏(ロダン美術館館長、国家文化財首席学芸員)

■技法セミナー
2月10日(土) 午前10時30分〜午後3時 実技室(要申込・無料)
「ロダンの技法を探る」  講師:藤原徹氏(東北芸術工科大学教授)

■詳細はこちら

■美術講座
2月25日(日) 午後2時〜3時 講座室(申込不要・無料)
「《青銅時代》をめぐるスキャンダル」  講師:泰井良(当館学芸員)

■美術講座
3月3日(土) 午後2時〜3時 講座室(申込不要・無料)
「ロダンと二つの記念像」  講師:小針由紀隆(当館学芸課長)



開館時間:

午前10時〜午後5時30分(入場は閉館の30分前まで)

休 館 日:毎週月曜日 ※ただし、2月12日(月)は開館、翌13日休館
観覧料:

一般・大学1,100円(900円)小・中・高校生500円(400円) 

※( )内は20名以上の団体および前売料金 ※収蔵品展、ロダン館も併せてご覧いただけます。
※70才以上の方及び身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をご持参の方は、無料。



レストランで特別料理

東海大学海洋科学博物館・タイアップ企画「白と黒の魚」のページ



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