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2005年11月15日(火)〜12月18日(日)
第6・7展示室


川村清雄《波》 1913-27(大正2-昭和2) 部分


岡鹿之助《観測所》 1951(昭和26)年

  マティエールとは、絵肌のことです。絵の表面をよく見ていただくと、 例えば「ざらざらしている」とか「つるつるとしている」さらには「引っかいたようだ」と、 作品によって、様々な表情をしています。画家は、どのような考えで、マティエールを作るのでしょうか。 西洋では、油彩画の伝統は長く、マティエールについても歴史を重ねてきました。 しかし、日本では、油彩画がもたらされるのは、明治になってからのことで、その技術は、初期の頃、まだ未熟なものでした。 例えば洋画家・岡鹿之助は、サロン・ドートンヌに出品された西洋の画家と自分の作品を比べて、 自身のマティエールが脆弱なことを悟り、それを克服するため、独特の点描技法を見出しました。 また、金山平三は、日本の洋画家がマティエールに対して無関心であることに危機感を持ち、 「百年後も残る油彩画を日本人の手で作る」を公言しました。 今回の展示では、特に作品の持つマティエール(絵肌)に注目してご覧いただこうと思います。

開館時間:

10:00〜17:30(展示室への入室は17:00まで)

休 館 日: 毎週月曜日
観 覧 料: 一般・大学生300円(200円)
小・中・高生及び70歳以上は無料
企画展をご覧になった方は無料

*( )内は20名以上の団体料金
*あわせてブリッジギャラリー、ロダン館もご覧いただけます。


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