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新任館長からごあいさつ

 新しく館長に就任しました宮治昭です。私は仏教美術史の専攻で、特にインドから中央アジアの佛教美術の研究に携わってきました。
 静岡県立美術館のお話を頂いたとき、正直なところ戸惑いもありましたが、私が静岡県の出身であることだけでなく、初代館長以来のアカデミックな伝統があり、優秀な学芸員にも恵まれ、環境立地も素晴らしく、コレクションも充実しているなど、時折訪れて身近な存在であることから、敢えてお引き受けいたしました。微力ではありますが、美術館のために少しでもお役に立てればと思っています。
 静岡県立美術館は開館20周年を迎え、収蔵品にも厚みがでてきました。わけても東西の風景画とロダンの作品のコレクションで知られています。ロダンの作品を人体表現に拡大して考えれば、風景表現と人体表現という美術の二大テーマが柱となっていると言えます。
 美術館の最大の魅力は、時間と空間を超えて様々に制作された作品が、展示によって思いがけず一つの会場、一つの部屋に並べられていることで、作品の個性がより鮮明に浮かび上がったり、あるいは新たなストーリー創造の場になったりすることだと思います。例えば、ロダンの「考える人」と飛鳥・白鳳時代の「半跏思推像」、「フギット・アモール」とカジュラーホの「ミトゥナ像」を並べたらどんなになるか、想像するだけでも楽しみです。
 一人の作家や一つの流派を並べて、焦点を絞った深みのある展示も魅力的ですし、風景表現、物語表現、人物表現といったテーマにそった展示も、美術世界の広がりを感じさせてくれます。当美術館ではこうした興味深い展示会をいくつも手がけてきましたが、さらに発展させ、子供から大人まで親しめる場にしたいと願っています。

(当館館長 宮治 昭)




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