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夏休み子どもワークショップ「どっぷり日曜美術館!」

2007年11月99日(金)〜12月19日(水)


今年は「どっぷり日曜美術館」をテーマに、2日ずつ、3つのプロジェクトを6日間行いました。
「たっぷり鑑賞プロジェクト」では、京都造形芸術大学の学生、増田真理子さん、内田絵美子さんの2人を講師に招き、15人の参加者と対話型の鑑賞活動を行いました。最初に美術館を探検し、その後展示室の作品をたっぷり鑑賞しました。
屋外での鑑賞では、ふだん触れることのない彫刻の掃除を行い、さまざまなことを感じ取っていたようです。掃除を終え「顔が優しくなったみたい」という子どものことばが印象に残りました。

「じっくり共同制作プロジェクト」では、最初にプロジェクターの画像を白いTシャツや画用紙でキャッチして遊びました。その後27人の参加者で共同制作で取り組む作品5点を決め、240cm×240cmの透明ビニール5枚に映し出して下描きを行い、裏から絵の具で彩色しました。
この活動を通して、作家の色づかいや細部の表現など、最初見た時には気づかなかったさまざまな発見があったようです。「来年は参加できないんだね」と、ポツリと言った6年生の男の子のことばに、満足感をうかがうことができました。

平成19年7月31日(火)、8月1日(水)…たっぷり鑑賞プロジェクト
平成19年8月2日(木)、3日(金)…じっくり共同制作プロジェクト
平成19年8月4日(土)、5日(日)…にっこり出会いプロジェクト

「にっこり出会いプロジェクト」では、現在活躍中の作家、中山美代子さんを講師に招き、15人の参加者が作品作りに取り組みました。午前中は自分のお気に入りの一点を探しに展示室に行き、午後はその作品を参考にして作品を作り上げました。いつもならここで終わるところですが、今回の中山さんの作品作りはここからがスタートです。
自分が描いた作品と、選んだ作品のカラーコピーを、カッターナイフを使って2間隔で切り離しました。カッターナイフを使うのが初めての子もいましたが、上手に切り離すことができました。その後、それを縦糸、横糸のようにして裏返しのまま編んでいきました。編み終わって表にしてみると、2枚の絵が重なり、それぞれの雰囲気を残した、全く新しい絵との出会いにあちこちから歓声が沸きました。


(当館学芸課主任 岡崎隆司)




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