コレクション風景の交響楽(シンフォニー)

豪華な料紙に映える力強い鎌倉時代の書

《後嵯峨上皇幸西園寺詠翫花和歌》〈重要文化財〉

1247(宝治元)鎌倉時代
紙本墨書
28.6×209.4cm
文献:5,20

宝治元年(1247)、京都北山にあった西園寺実氏の別邸に後嵯峨上皇が行幸、その折の和歌会で詠まれた和歌13首と実氏の真名序(漢文の序)を収める。薄茶地の染紙に雲母で竹梅唐草文を刷りだした豪華な料紙に、鎌倉時代の雄渾な書が映える。金沢文庫の旧蔵。

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