佐伯祐三
近代日本洋画において、際だった個性の輝きを放つ佐伯祐三(1898–1928)。大阪に生まれた佐伯は、東京美術学校で学んだ後、パリに渡って魂のすべてを燃やし尽くすかのように絵画制作に打ち込み、わずか30歳でその命をパリで終えたことで知られます。短くも情熱に満ちた生涯が生み出した作品は鮮やかなきらめきを放ち、死後80年以上を経た現在も、多くの人々を魅了し続けています。佐伯の出身地に建設予定の大阪新美術館は、いち早くこの画家の才気に気づいた実業家・山本發次郎の収集品を基盤とする、日本最大かつ最高水準とされる佐伯祐三コレクションを誇ります。本展では、この珠玉のコレクションから佐伯作品58点を一堂に展示し、この夭折の画家の留学前から晩年までの波乱に満ちた画業をたどります。同時に、里見勝蔵やモーリス・ド・ヴラマンクなど、フランスで交流のあった画家たちの作品を展示するとともに、1920年代前後のパリの街角を飾ったポスター作品(サントリーポスターコレクション)も出品し、佐伯を魅惑して止まなかった芸術の都パリの華やぎをお楽しみいただきます。
その他の出品作家
大橋了介 荻須高徳 里見勝蔵 里見宗次 佐野繁次郎 藤田嗣治 横手貞美
シュザンヌ・ヴァラドン キース・ヴァン・ドンゲン モーリス・ド・ヴラマンク A.M.カッサンドル
レオネット・カッピエッロ ジャン・カルリュ シャルル・キフェール ジャン・コクトー ポール・コラン シャルル・ジェスマール ジャン・デュパ モーリス・デュフレーヌ ジョルジュ・バルビエ ロジェ・ブロデール マックス・ポンティ ロベール・ボンフィス モーリス・ユトリロ シャルル・ルーポ アンドレ・ロート マリー・ローランサン
開催期間 | 2014年 4月4日(金)〜5月25日(日) |
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開館時間 | 午前10時〜午後5時30分 ※展示室への入室は午後5時まで |
休館日 | 毎週月曜日 ※ただし、4月28日(月)、5月5日(月・祝)は開館、5月7日(水)は休館 |
観覧料 |
一般 1,000円(800円) 高校生・大学生・70歳以上 500円(400円) 中学生以下 無料 ※( )内は20名以上の団体および前売料金(前売券は4月3日[木]まで販売) ※収蔵品展・ロダン館も併せてご覧いただけます。 ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方と付添者1名は無料。 |
トークセッション |
「映画×宝塚!?佐伯祐三が憧れた1920年代のパリをもっと知る二つのキーワード」 ※終了しました。 講師:スティーヴ・コルベイ氏(静岡大学大学教育センター専任講師) × 三谷理華(静岡県立美術館学芸員) 日時:2月28日(金) 18:30~20:00 会場:Business Community LINK 1F (静岡市葵区紺屋町8-12金清軒ビル1F) 共催:静岡日仏協会 ※定員40名、要事前申込み。 お申込みは、電話かメールで静岡日仏協会まで(2月25日[火]締切)。 その際、お名前、ご連絡先(電話番号・メールアドレス)、参加ご希望人数をお伝えください。 ◎静岡日仏協会申込連絡先 電話:054-207-8922(火・木曜日 15:00~19:00のみ) メール:espace@eclatant.net |
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特別講演会 |
「佐伯祐三と1920年代のパリ」 ※終了しました。 講師:熊田司氏(和歌山県立近代美術館館長) 日時:4月26日(土) 14:00~15:30 会場:当館講堂 ※申込不要、無料、先着250名様まで。 |
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まったりロビーコンサート |
「佐伯祐三が愛したパリの音楽」
※終了しました。
出演:カオリアコーディオン氏(アコーディオン奏者) 日時:5月5日(月・祝) 11:00~11:30、14:00~14:30 会場: 当館エントランス(予定) ※申込不要、無料。 |
美術講座 |
「1920年代、パリの諸相 エコール・ド・パリ、アール・デコ、宝塚少女歌劇」 ※終了しました。 講師:三谷理華 日時:5月10日(土) 14:00~15:30 会場:当館講座室 ※申込不要、無料。 |
学芸員による フロアレクチャー |
当館学芸員が展示室にて解説を行います。 ※終了しました。 日時:4月27日(日)、5月11日(日)いずれも14:00より30分程度 集合場所:企画展第1展示室 ※申込不要、観覧料が必要です。 |
主催:静岡県立美術館、静岡第一テレビ、大阪新美術館建設準備室、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛:ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン
協力:静岡日仏協会