展覧会2011年度 収蔵品展

近代日本画にみる線と面

主な作品はこちら

伝統的な日本の絵画は、「線」を大切にしてきました。太い/細い、速い/遅い などの変化の面白みを生かす線、どこまでも一定の太さや強さで引かれる線など、その多彩な表現は絵画を支える重要な要素でした。
時代が変わり、明治以降、西洋絵画と比較しながら日本画独自の魅力を追求するようになると、油絵とは異なる伝統的な素材——特に岩絵具の特質に目が向けられるようになります。鉱物を砕いて作る岩絵具の独特の美しさや色味の強さを重視し、それを前面に押し出した「面」的な絵画が、多く描かれるようになっていきます。
今回の収蔵品展では、近代の日本画における「線」と「面」に注目し、それぞれの特質や魅力をご覧いただきます。

開催期間 2011年7月12日(火)〜2010年 8月28日(日)
開館時間 開館時間 午前10時〜午後5時30分(夜間開館の土曜日は~午後8時まで)
※展示室への入室は午後5時まで
夜間開館実施日時 7/23、7/30、8/6、8/13、8/20、8/27
本展会期中の毎週土曜日は午後8時まで観覧できます。
※展示室への入室は午後7時30分まで
休館日 毎週月曜日
※ただし月曜祝日の場合は開館、翌火曜日休館
観覧料 一般300円(団体 200円)
大学生以下・70歳以上無料
※企画展をご覧になった方は無料。企画展の観覧料は、展覧会ごとに変ります。
※団体のお申込/ 20 名以上の団体のお申込は、美術館総務課へお問合わせください。
学生の団体を引率の場合、引率の先生は無料になる場合があります。詳しくは美術館まで。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方は、企画展、収蔵品展とも無料でご覧いただけます。専用駐車場のほか、車椅子も完備しております。美術館総務課までお問合わせください。付添1名無料。

会期中のイベント 詳細は、こちらまでお問い合わせください。 当館学芸課 TEL:054-263-5857

同時開催 企画展 「開館25周年記念 芸術の花開く都市展 −パリ、ローマ、東京、京都。その都市でしか生まれない芸術−」
7月19日(火) 〜9月8日(木)
フロアレクチャー 当館主任学芸員・石上充代が展示室で作品について解説します。
7月23日(土) 14:00〜
ギャラリーツアー 当館ボランティアが対話形式で展示室の作品をご案内します。(各回30分程度)
7/16(土)
(1)11:00〜 (2)12:00〜 (3)14:00〜 (4)15:00〜
※(1)、(2)はロダン館、(3)、(4)は第7展示室と名品コーナーの作品についてご紹介します。
集合場所:収蔵品展入口・申込不要

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