1908-2001(明治41-平成13)
静岡県天竜市に生まれる。本名ふく。1926(大正15)年静岡県女子師範学校を卒業し、天竜市横山高等小学校の教師となる。翌年9月教師を辞め、千葉県大網町の石井林響、次いで京都の西山翠嶂のもとで日本画を学んだ。 |
廻廓 1984(昭和59)年 |
詩聖タゴールゆかりの、インドのビスババーラティー大学に客員教授として招かれたのは、1962(昭和37)年、秋野が54歳の夏であった。その渡印以来、炎暑の大地とそこに生きるたくましく又しなやかな人々、そして静かに歴史を刻んでゆく遺跡や寺院など、秋野はインドのすべてに魅了され、それらに取材した作品を描き続けている。 |