1741-1771(寛保元-明和8)
親子犬図 18世紀半ば(江戸中期) 39.5×70.8cm 絹本着色、掛幅装 平成14年度購入
黒犬(父?)、白犬(母?)、五匹の小犬たちからなる犬の家族。じゃれあう小犬たちの姿が微笑ましい。目に群青、親犬の目頭と目尻および黒犬の歯茎に朱が用いられ、なまなましい表情が生み出されている。京狩野第6代の永良は31歳の若さで没。作品はほとんど残っておらず貴重な一作だ。