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狩野宗眼重信
KANO Sogen Shigenobu

16世紀後半-17世紀前半

帝鑑図・咸陽宮図屏風帝鑑図・咸陽宮図屏風

帝鑑図・咸陽宮図屏風

17世紀初(桃山時代)
各155.8×362.6
紙本金地着色、六曲一双屏風

保存抜群の桃山後期の傑作。作者は狩野宗秀(永徳の弟)の門人。ダルマ宰相と呼ばれた高橋是清の旧蔵品で長年行方不明だったが、再発見され、平成15年に当館蔵品となった。主題は中国の皇帝たちの故事。右隻=帝鑑図には、唐の堯帝の善行・夏の桀王の悪行(酒池肉林)・秦の始皇帝の悪行(焚書坑儒)を描く。悪行は戒め、善行は模範であり、為政者による発注と想定される。左隻の咸陽宮は始皇帝の宮殿で、そこに展開する物語が描かれる。


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