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ヤン・ボト
Jan BOTH

1618頃−1652

ポンテ・モッレ[『ローマ周辺の眺め』(全6点)のひとつ]

ポンテ・モッレ[『ローマ周辺の眺め』(全6点)のひとつ]

1640年代初頭
紙、エッチング 19.3×27
平成12年度購入

20代前半にローマで活動したボトは、1641年頃ユトレヒトに帰還し、理想化されたイタリアの風景画を手がける親イタリア派第2世代を代表する画家となる。本作品はローマ周辺の景観を描いた6点の連作の1点である。連作はいずれも横長の画面のうちに、水辺の風景を描いている。ポンテ・モッレはローマを流れるテヴェレ河に架かる橋であり、ここでは橋の南のたもとから北側に、すなわち市街から外に向かう方向で描かれている。


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