1928-1994
ミズーリ州、エクセルシア・スプリングスに生まれ、1946-47年にアメリカ合衆国陸軍に入隊し、大韓民国に駐留。除隊後、ヴァージニア・ウイリアム・アンド・メアリ・カレッジで学んだ後、ニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグで美術制作を学ぶ、つづいて、コロンビア大学で哲学の学位を取り、後に同大学で美術史の学位を取得する。 |
無題 1990年 |
1966年ニューヨークのレオ・キャステリ画廊で行われたジャッドの個展で、壁に対して縦一列に薄い箱状の同型の物体が規則的にとりつけられた。この形式はこのときの展覧会で初めて発表された「積み重ね(スタック)」と呼ばれるもので、ジャッドは65年からこの形式によって制作をしていた。以来、ジャッドは継続して同形式の作品を制作しており、その独自性からジャッドの代表的な形式として認められている。同形式といっても、素材、プレキシグラスの色、サイズ、箱の数などがそれぞれ異なっている。 |