「文人の夢・田能村竹田の世界」展開催にあわせ、伝統的な水墨画の世界を技法面から解き明かす講座を開催します。
水墨画というとひと筆で一気に描くものと思われがちですが、実は何層にも墨の色を重ねて描かれている場合が多くみられます。薄い墨を重ねて色を作りだしたり、墨と紙と水のまさにコラボレーションによって水墨の色や空間を作りだしている例が少なくありません。田能村竹田も例外ではありません。
そこで、今回の技法セミナーでは、紙の上で墨がにじんでいく様子とか、墨や紙の種類によってにじみ方、色の広がり方が違うことを、実際の筆と墨を使って会場で実演していただきながらお話いただきます。墨、紙、筆の違いによって生じる水墨の奥深い世界が目の前に広がります。この機会にぜひご参加ください。竹田画を見る楽しさが10倍になります。 |