日本三景に近江八景、おなじみ東海道の宿場の数々・・・。 古来、人の行き交うところには常に名所とよばれる風景があります。 先人たちは、この特別な風景にどんな思いを託して来たのでしょうか。 |
|
当館は、光と緑にあふれる静岡県の風土にふさわしい美術館として「風景」を作品収集方針の一つとしています。日本の山水画から西洋の風景画まで、幅広く風景の魅力を伝える作品を収集してきました。 第二回の講師長谷川成一氏は、江戸時代の歴史がご専門で、十数年前から江戸時代の名所や景勝地について充実したご研究を続けてこられました。江戸時代から全国に名高い東海道沿いの名所を数多く抱える静岡の県民にとって非常に刺激的なお話をいただけることと思います。 おなじみの美術の話題とは違った角度から「風景」のお話をうかがう本講演会。今年は特に歴史好きにはたまらなく興味深いものになりそうです。 |
□講師プロフィール 長谷川 成一(はせがわ せいいち)/1949年、秋田県本庄市生まれ。専門は日本近世史。1973年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学史料編纂所をへて、1989年から弘前大学教授。著書、論文に『失われた景観−名所が語る江戸時代−』ほか多数。1991年、毎日出版文化特別賞受賞。 |
実技室プログラム
講演会・美術講座
学校向け普及事業
ギャラリートーク 移動美術展 ロダン館まめちしき |