本講演会では、近代から同時代までの美術、とりわけ絵画に関する美術史研究、展覧会企画、批評を行ってこられた本江邦夫氏に、西欧と日本を視野に入れた幅広い視点から20世紀美術についての興味深いお話をしていただきます。
日 時 |
平成17年5月4日(水・祝) 午後2時〜3時30分 |
場 所 |
当館講堂 |
講 師 |
本江邦夫氏(多摩美術大学美術学部教授・府中市美術館館長) |
演 題 |
「20世紀美術の流れ―具象と抽象のせめぎあい」 |
主 催 |
静岡県立美術館・滋賀県立近代美術館・「美術の20世紀展」実行委員会 |
※ 申込不要、聴講無料 |
講師:本江邦夫氏プロフィール |
1948年、愛媛県松山市生まれ。
76年、東京大学人文系大学院修士課程(西洋美術史専攻)修了。
同年秋より、東京国立近代美術館に勤務。以後20年間に、「マチス」(1981年)、「ピカソ」(83年)、「ゴーギャン」(87年)、「ルドン」(89年)、「木村忠太」(94年)などの本格的な回顧展を手がける一方で、「メタファーとシンボル」(84年)を皮切りに「手塚治虫」(90年)、「形象のはざまに」(92年)、「黒田アキ」(93年)、「辰野登恵子」(95年)などの現代的な企画を手がける。
1998年からは多摩美術大学教授として、また2001年からは府中市美術館の館長を兼任。制作現場により近い場で、新たな作品の生成に立ち会い、また美術家の支援と育成に尽力している。
【主な著書】
「中・高生のための現代美術入門 ●▲■の美しさって何?」 平凡社ライブラリー 2003年
「オディロン・ルドン―光を孕む種子」 みすず書房 2003年
「絵画の行方」 スカイドア 1999年
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お問合せ先
静岡県立美術館 TEL(054)263-5857
〒422-8002 静岡市駿河区谷田53-2
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