Exhibition|展示会のご案内

心の風景 名所への世界


心の風景 名所への世界

2007年11月9(金)〜12月19日(水)

開館時間

午前10時〜午後5時30分
※展示室への入室は午後5時まで

休館日

毎週月曜日

観覧料

一般・大学生800円(600円)
小・中・高校生400円(300円)
70歳以上 無料
※()内は20名以上の団体および前売料金
※収蔵品展、ロダン館も併せてご覧いただけます。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方は、無料。

国宝・雪舟「天橋立図」、11月25日まで特別展示

主な作品はこちら出品リスト

天橋立・松島・厳島・富士・三保松原…。日本人の心に刻まれた名所探訪。

元来、日本各地の「名ある所」を、和歌のイメージに即して描いた「名所絵」は、平安時代に生まれて以降、やまと絵の絵師を中心に継承され、時代を超えて大きな伝統になりました。中世・近世そして近代と、表現方法は多彩な展開を遂げますが、その伝統は日本の風景を描くさまざまな絵画で息づいています。
本展では、描き継がれた名所絵の諸相を、室町から江戸時代に制作された作品を中心に紹介します。描かれたのは、松島・天橋立・厳島・和歌浦のほか、京都や近江など各地の名勝です。富士・三保松原や蔦の細道という静岡ゆかりの名所絵も数多く出品されます。雪舟はじめ狩野派・円山応挙らの絵師によって描かれた、これらの風景には、文学や伝承など、長い歴史の中で培われた豊かな文化が蓄積されており、名所絵には美しい自然景と文化が織りなす独特の絵画世界がひろがっています。この機会に、日本人の心に刻まれた風景ー名所絵の世界をお楽しみください。

会期中のイベント詳細は、こちらまでお問い合わせください。 当館学芸課 TEL:054-263-5857

特別講演会
<講堂にて、聴講無料、申込不要>

「名所絵と旅と風景」
11月18日(日)14:00〜15:30
講師:鈴木廣之氏(東京学芸大学教授)

「名所から景観へ-京都東山をめぐる考察-」
11月23日(金・祝)14:00〜15:30
講師:並木誠士氏(京都工芸繊維大学大学院教授)

鑑賞講座
<講堂にて、聴講無料、申込不要>

「名所絵の世界」
12月9日(日)14:00〜15:00
講師:飯田 真(当館学芸課長)

学芸員によるフロアレクチャー
(作品解説)
<展示室にて、観覧料が必要です>

11月25日(日)、12月2日(日)14:00〜

風景連続フォーラム・作家に聞く
<講座室にて、聴講無料、申込不要>

「風景 -視線の双方向性- 絵画 … 自作に沿って」
11月11日(日)14:00〜15:30
講師:母袋俊也氏(画家、東京造形大学教授)