2006年5月9日(火)〜6月4日(日)
第7展示室
【描かれた女性たち】 古来、たくさんの画家がみずからの作品に女性を登場させてきました。当館にも女性をモチーフにしたいくつかの名品がありますが、風景表現を中心に収集してきた関係からかならずしもご紹介する機会が多いとは言えませんでした。そこで今回、「山内一豊とその妻」の開催にちなみ、日本洋画を中心に女性を描いた作品をご覧に入れる企画を立てました。作品はバラエティに富んでおり、あるものは働く婦人たちの日常を捉え、あるものはキリスト教世界最大の画題・聖母子を描いています。街を行き交う活動的な女性の姿が活写された作品もあれば、土俗的な女神の姿が刻まれたものもあります。描かれることによって永遠に作品にその魅力をとどめる女性たちの姿をご覧ください。 |
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【藤江家旧蔵 小杉文庫の名品】 知る人ぞ知る当館の一大コレクション「小杉文庫」。江戸後期〜明治期の国学者、小杉榲邨[ルビすぎむら]の収集品で、重要文化財をふくむ古代・中世の書、本居宣長、賀茂真淵ら江戸時代の国学者の書などからなる貴重なものです。森町の藤江家に伝来し、開館前の1980年、同家から譲り受けました。 20周年を迎える本年、当館にとって最初の所蔵品となるこのコレクションについて、特集展示をすることになりました。正倉院に伝わった「天平勝宝四年東大寺写経所請経文」や「天平四年山背国愛宕郡計帳断簡」(いずれも重要文化財)、「古今和歌集巻第一断簡(亀山切)」など主要作品をご紹介します。ぜひこの機会にご覧ください。 |
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〈その他の主な出品作品〉 |
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