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「文雅のたのしみ」展


平成12年11月18日(土)〜12月13日(水)


福田半香
「周茂叔愛蓮図」


文雅のたのしみ
―福田半香・平井顕斎など江戸時代の文人画―

もともと中国の士太夫階級の人々が教養として嗜んだ絵画である文人画は、江戸時代中期に日本にもたらされ、文雅の香りあふれる新たな絵画ジャンルとして隆盛しました。精神性を重んじる文人画では、型にとらわれない自由な画法が好まれ、多くの個性的な画人が輩出し、幕末期には全国的な広まりをみせています。静岡では、渡辺崋山門下の福田半香・平井顕斎らが活躍しました。本展では、半香・顕斎をはじめ、静岡の文人画と関連の深い関東文人画の作品を中心にした47点により、江戸時代後期に展開した文人画の世界を紹介します。この機会に文雅の世界をおたのしみください。

○ 主な出品作家
池玉瀾・岡田米山人・谷文晁・金子金陵・岡本秋暉・椿椿山・福田半香・平井顕斎


展示風景



追 悼

文化勲章受章
大久保婦久子特別展示


平成12年11月18日(土)〜12月13日(水)


静岡県立美術館では、本年度文化勲章受章の栄誉を受けながら、受章の翌11月4日に急逝されました皮革工芸作家・大久保婦久子氏を追悼し、以下の館所蔵作品を特別展示します。この機会に幻想的な皮革造形の世界をぜひご覧ください。


静岡県立美術館所蔵 大久保婦久子作品
1 まりも1964(昭和39)年、皮、79.0×115.5cm
2 潤1970(昭和45)年、皮、78.7×68.2cm
3 太陽の門1976(昭和51)年、皮、98.5×53.0cm
4 登呂の譜1984(昭和59)年、皮、168.8×83.0cm
5 渚1995(平成7)年、皮、130.0×80.0cm

大久保婦久子
《太陽の門》



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