ユン・ヒ・チャン展
ユン・ヒ・チャン 《そこに在るもの》1993 |
ユン・ヒ・チャン展 −そこに在るもの− |
静岡県立美術館は17世紀以降の東西の風景表現を中心にコレクション・展覧会を開催してまいりましたが、それとともに現在の美術についても積極的にとりあげてゆく方針をもっており、1992年にはドナルド・ジャッド展を開催いたしました。
この度、現在活躍する若手現代美術作家をとりあげる展覧会として、ユン・ヒ・チャン展を企画いたしました。ユン・ヒ・チャン氏の作品の特徴である。“場”との関係性は現在の美術において最重要の問題です。本展覧会では、あらかじめ設定された展示用箱空間である展示室のみならず、エントランスホール等の一般の大空間をも展示スペースとして使用し、建築物との関係をより密接にするとともに、幅広い人々との関係の醸成も求めてゆこうというものです。 現代美術というととかく難しく近寄り難いものと思われがちですが、本展覧会が更に多くの方々により自然に現代美術作品と触れていただく機会となればと考えております。 |