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<前期>平成15年11月1日(土)〜11月16日(日) |
<後期>平成15年11月18日(火)〜12月7日(日) |
※全作品が入れ替わります |
第一級の作品が一同に会する贅沢な展覧会 |
《神奈川沖浪裏》など葛飾北斎「富嶽三十六景」連作、あるいは、海を渡りゴッホにまで感銘を与えた歌川広重《名所江戸百景・亀戸梅屋舗》…。私たちの記憶に鮮明に刻み込まれる、これら浮世絵の傑作は、美人画・役者絵に遅れ天保年間(1830〜44)に確立した第三のジャンル「浮世絵風景画」の代表作です。折しも、外国からは迫真的な洋風表現やベルリン・ブルー(ベロ藍)などの化学染料が流入し、浮世絵師たちは好んで新奇な手法を用いるようになります。趣向を凝らした鮮烈な視覚効果は、江戸の人々を魅了し、現代に生きる私たちの美意識の底流ともなって脈々と生き続け、今なお懐かしさと新鮮な驚きとを与えてくれます。 この浮世絵風景画の黄金時代を、全300点(前/後期展示替え)に及ぶ代表作によりご覧いただける絶好の機会。世界有数の浮世絵コレクションで知られるホノルル美術館だからこそ実現した、質量ともに第一級の作が並ぶ贅沢な展覧会です。お見逃しなく。 |
なお、作品保護のため全作品が入れ替えとなります。 広重「名所江戸百景」から六点を前期に、 北斎「富嶽三十六景」三六点を後期に特集展示します。 |
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