宮島達男 《Changing Time with Changing Self No.6(blue)》 2001年 個人蔵 撮影:木奥恵三 Courtesy of SCAI / 白石コンテンポラリーアート |
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みなさんは自分で美術品を集めてみたいと思ったことはありませんか。家具や電気製品のように実用的でもなければ、音楽のCDや、ガーデニング用の鉢植えのように安価に楽しめるものでもない美術品。しかし、お気に入りの作家の二つとない作品を、自分の眼で吟味し、手元に集めていく喜びは格別です。 とりわけ同時代の作品を「買う」という行為は、作品を身近に楽しむばかりでなく、時代の先鋭的な表現に意識的に関わりを持つことにもなります。それと同時に作品を評価することでもあり、また作家を支援することにもつながります。それゆえ現代作品を集めることは、収集する人の、感性と意思による創造的行為であるといえるでしょう。 この展覧会では、当館所蔵品に加えて、ふたりの収集家によるふたつの現代コレクションをご紹介いたします。当館の現代の顔ともいえる草間彌生、ドナルド・ジャッドらの作品と、個人コレクターの眼で選ばれた個性豊かな作品との競演をお楽しみください。 リビングに飾るなら、どんな作品を選ぶ?こんなことを考えながら、展示室を歩いてみてはいかがですか。 |
草間彌生《最後の晩餐》1981年 当館蔵 |
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Part.1 静岡県美コレクション 開館以来、今日に息づく美術館として、美術の現況をしめすコレクションの形成につとめてきました。ここでは草間彌生、ドナルド・ジャッド、アンゼルム・キーファーなど当館の現代コレクションの顔ともいえる作品をご紹介します。 |
Part.2 A氏コレクション ポップアートのアイコンからフレッシュなベネチアビエンナーレ出展作家までA氏の鋭敏な時代感覚によって選ばれた、アンディ・ウォーホル、河原温、宮島達男、イ・ブル、小谷元彦の作品をご紹介します。 |
Part.3 B氏コレクション 絵画、前衛工芸、写真の三つの柱からなる一大コレクション。B氏が約三十年をかけて集めた、およそ千点にもおよぶ壮大な収集品の中から、李禹煥の絵画を中心に、八木一夫の前衛工芸から、森山大道のビンテージプリントを含む写真作品まで、選りすぐりの逸品をご紹介します。 |
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開館時間: | 10:00〜17:30(展示室への入室は17:00まで) |
休 館 日: | 毎週月曜日(ただし4月3日(月)は臨時開館) |
観 覧 料: | 一般・大学生300円(200円) 小・中・高生及び70歳以上は無料 企画展をご覧になった方は無料 |