ヘッダー2


2006年3月3日(金)〜4月4日(火)
静岡県美所蔵の現代作品にプライベートコレクションを交えて


宮島達男
《Changing Time with Changing Self No.6(blue)》
2001年 個人蔵 撮影:木奥恵三
Courtesy of SCAI / 白石コンテンポラリーアート

李禹煥《風と共に》1988年 寄託品


みなさんは自分で美術品を集めてみたいと思ったことはありませんか。家具や電気製品のように実用的でもなければ、音楽のCDや、ガーデニング用の鉢植えのように安価に楽しめるものでもない美術品。しかし、お気に入りの作家の二つとない作品を、自分の眼で吟味し、手元に集めていく喜びは格別です。
とりわけ同時代の作品を「買う」という行為は、作品を身近に楽しむばかりでなく、時代の先鋭的な表現に意識的に関わりを持つことにもなります。それと同時に作品を評価することでもあり、また作家を支援することにもつながります。それゆえ現代作品を集めることは、収集する人の、感性と意思による創造的行為であるといえるでしょう。
この展覧会では、当館所蔵品に加えて、ふたりの収集家によるふたつの現代コレクションをご紹介いたします。当館の現代の顔ともいえる草間彌生、ドナルド・ジャッドらの作品と、個人コレクターの眼で選ばれた個性豊かな作品との競演をお楽しみください。
リビングに飾るなら、どんな作品を選ぶ?こんなことを考えながら、展示室を歩いてみてはいかがですか。


草間彌生《最後の晩餐》1981年 当館蔵

山口長男《縫》1982年
個人蔵
Part.1 静岡県美コレクション
開館以来、今日に息づく美術館として、美術の現況をしめすコレクションの形成につとめてきました。ここでは草間彌生、ドナルド・ジャッド、アンゼルム・キーファーなど当館の現代コレクションの顔ともいえる作品をご紹介します。

Part.2 A氏コレクション
ポップアートのアイコンからフレッシュなベネチアビエンナーレ出展作家までA氏の鋭敏な時代感覚によって選ばれた、アンディ・ウォーホル、河原温、宮島達男、イ・ブル、小谷元彦の作品をご紹介します。
Part.3 B氏コレクション
絵画、前衛工芸、写真の三つの柱からなる一大コレクション。B氏が約三十年をかけて集めた、およそ千点にもおよぶ壮大な収集品の中から、李禹煥の絵画を中心に、八木一夫の前衛工芸から、森山大道のビンテージプリントを含む写真作品まで、選りすぐりの逸品をご紹介します。

美術に関する講演・講座
■収蔵品展ギャラリートーク
3月11日(土)14:00〜、15:00〜、3月25日(土)12:00〜、13:00〜
展示室にて(各回とも約20分)

当館ボランティアによる、展覧会の解説です。(観覧料が必要です。)

■おしゃべり隊が行く Part2
3月5日(日)小学生対象、4月2日(日)中学生以上大人までを対象/14:00から1時間程度
当館学芸員とボランティアが、参加者といっしょに作品についておしゃべりをしながら収蔵品展「我が愛しのコレクション」の展示会場を回ります。
申込不要 開始5分前に収蔵品展入口にお集まりください。(観覧料が必要です。)
⇒詳細についてはこちらをご覧下さい。

■学芸員によるフロアレクチャー
3月4日(土)/14:00〜、3月12日(日)/11:00〜、4月1日(土)/14:00〜
収蔵品展「我が愛しのコレクション」担当学芸員が作品と展覧会の見どころに
ついてわかりやすくご説明します。 展示室にて(観覧料が必要です。)
お問い合わせ Tel. 054-263-5755


開館時間:

10:00〜17:30(展示室への入室は17:00まで)

休 館 日: 毎週月曜日(ただし4月3日(月)は臨時開館)
観 覧 料:一般・大学生300円(200円)
小・中・高生及び70歳以上は無料
企画展をご覧になった方は無料




過去の収蔵品展リスト



展示日程 ロダン館 屋外彫刻 企画展実績
TOP MENU

ロゴマーク Copyright (c) 2005 Shizuoka Prefectural Museum of Art
禁無断転載・複写