収蔵品展のご紹介
『 版画と写真 -複製芸術の可能性- 』
歌川国芳《東海道五拾三駅・五宿名所 由井〜鞠子》1830年頃(天保前期)
私たちの日常生活において、版画と写真はずいぶん違うものとして認識されているのではないでしょうか。しかし、これらはともに複製されることを前提とした造形手段であり、発明されたときは最先端の科学技術でした。グーテンベルクの活版印刷術の発明、そして19世紀の写真の実用化はまさに人類史上にのこる画期的出来事だったわけです。
したがって、これらのジャンルの作品には、「情報伝達力」「再現性」「実用性」といった特長が色濃く見られます。今回の収蔵品展では、日本近世から近代にかけての当館収蔵品の中から、版画や写真の特性を活かした表現を探ります。
(当館学芸員 村上 敬)
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