樹花鳥獣図屏風
右隻には白象を中心に獅子・麒麟・鹿・猿などの動物、左隻には鳳凰を中心に鶏・孔雀・七面鳥・錦鶏鳥などの鳥類と、霊獣や異国の動物を含めた多様な生物が描き込まれている。よくみれば、画面全体に縦、横それぞれ約1センチ間隔で淡墨線を引いて無数の方眼(正方形のマス目)をつくり、その一つ一つに、青・白・黄・赤などを淡彩で施し、さらにその上に同系色のやや濃い色を重ねるという、驚くべき技法で描かれている。現在「枡目描き」と呼ばれるこの描法は、日本絵画史上、極めて稀な表現で、「白象群獣図」(個人蔵)において伊藤若冲が使用していたことから若冲考案による描法と考えられ、「樹花鳥獣図屏風」も若冲が制作に関与したとみられている。
この「枡目描き」の秘密に迫るべく、2025年にTOPPAN株式会社の協力で行われた三次元計測によって、「樹花鳥獣図屏風」の「枡目描き」では、方眼内の絵具が盛り上げられ、さらにモチーフによって絵具に高低差がつけられていることが明確となった。つまり、絵具の凹凸までも絵画表現として利用されていたという、枡目描きの新たな知見を得ることができた。
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