清水の次郎長、ニューヨークに殴りこみ!
篠原有司男 《次郎長バー》
1985(昭和62)
カードボード・プラスティック・
アクリル・ポリエステル樹脂・鏡ほか
172×255×45cm
次郎長が刀片手にジョッキをあおる。窓から怪物が乱入し、マンガのキャラクターが蠢く。ニューヨークの雑踏の中、ダンボールや空き瓶などの日用品が美術作品の材料となる。猥雑な大衆社会が生むエネルギーは、理屈抜きに豪快だ。
篠原有司男(1932〜) 東京生まれ。ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズを結成。オートバイ彫刻やボクシング・ペインティングなど、今なお旺盛な活動を展開中。