コレクション風景の交響楽(シンフォニー)

カタロニアの土着性と最新様式との結合。

ジョアン・ミロ 《シウラナの教会》

1917
キャンヴァス、油彩
46.3×55.1cm

リズミカルで力強い輪郭線と、強烈な色彩が目をひく。本作については、フォーヴィスムやキュビスムなど同時代の潮流に加え、カタロニアのロマネスク壁画からの影響も指摘される。なお、シウラナは、バルセロナとヴァレンシアの中間に位置する山地。

ジョアン・ミロ(1893〜1983) バルセロナ生まれ。子供のような天真爛漫さと確かな技術が結びついた詩的な作品で知られる。

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