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奇岩がそそり立つ断崖絶壁の風景
中川雄太郎 《大崩の不二》
紙、木版
27.3×24.5cm
大崩は、用宗から焼津に至る海岸である。奇岩がそそり立つ断崖絶壁に沿って走る海岸線は、古くからの景勝地となっている。この海岸線を挟んで、遠くには富士が頭をのぞかせている。大らかで力強い彫りにより、自然の雄大さをとらえた作品。
中川雄太郎(1910〜1976) 現在の静岡市瀬名に生まれる。1930年(昭和5年)より自画・自彫・自刷からなる創作版画グループ童土社の仲間となり、
その同人誌のほか全国誌『白と黒』への発表を重ねる。自らも文芸同人誌『かけたつぼ』を刊行している。晩年は県内美術の振興に尽力した。
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