お知らせ

徳川家康遺愛の洋時計を特別公開いたします!
8月6日(火)~25日(日)

慶長16年(1611)、スペイン国王フェリペ3世からの使者が駿府を訪れ、徳川家康に洋時計が献上されました。これは、同14年(1609)に千葉県沖で難破したスペイン船を救援し、乗組員のメキシコへの帰航を援助したことに対する謝礼として贈られたものです。刻銘から、フェリペ2世に仕えた時計師、ハンス・デ・エバロが1581年に製作したことが分かります。
ゼンマイ式時計としては日本に伝存する最古の作例で、内部には製作当初の歯車などがほぼそのまま残されている点、世界的にもきわめて稀有な作品として注目されています。

久能山東照宮博物館が所蔵するこの洋時計を、上記の期間「夏目漱石の美術世界」展会場入口にて特別公開いたします。どうぞお見逃しなく。