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オーギュスト・ロダン《バラの髪飾りの少女》
1870−75年頃
39.0×19.5×17.5cm
テラコッタ
平成5年度購入


 1871年から77年にかけて滞在したベルギーで制作された、若い女性の胸像シリーズの一つである。髪にあしらった花飾り、茫洋とした視線と心もち開いた唇、軽く傾げた頭部などが作り出す甘美な雰囲気から、当時、非常な人気を博した。モデルの人格や個性を鋭く表現し、肖像彫刻の分野において特有の才能を発揮したロダンだが、この作品には、恐らく特定のモデルはいなかったと思われる。青年期のロダンは、生活のために「売れる」作品制作を余儀なくされた。ブロンズに比べて、柔らかな光と影の戯れを織り成すテラコッタ(粘土を素焼きしたもの)という材質も、この作品の重要な要素のひとつである。
(当館学芸員 南 美幸)

Index
■ローマ散策Part2展普及事業
■銅版画の実技講座
■新たに館蔵品が加わりました −平成15年度新収蔵品−
■よみがえる中国歴代王朝展 −至宝が語る歴史ロマン―殷から宋まで−
■イタリアの光景1780-1850 −印象派への道-
■研究ノート 黒川翠山の写真 −ピクトリアリズムから記録写真へ-
■本の窓


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