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和田英作展


平成10年8月1日(土)−9月20日(日)開催

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近代洋画の巨匠
和田英作展

 鹿児島県垂水市を本籍とする和田英作は、明治7年に生まれました。13歳頃から洋画を学び始め、青年期には曽山幸彦、原田直次郎ら明治美術会の画家から指導を受けます。その後、黒田清輝の天真道場に学び、白馬会の結成に参加するなど、いわゆる洋画新派の代表的な画家として活躍します。名作として名高い《渡頭の夕暮》を制作した和田は、4年間の滞欧生活を送った後、東京美術学校教授、文展審査員となって日本洋画のアカデミズムの確立に貢献します。晩年の7年間は、静岡県清水市に転居し、彼のライフワークともいうべき富士山の絵を多数描きました。そして、昭和34年、同地で85歳の生涯を閉じます。
 和田英作は、堅実な写生を基礎として、穏健で親しみやすい作風を打ち立てました。彼の作品は日本的油絵の一側面を端的に示しています。本展覧会は、一人でも多くの方に和田英作の魅力を知っていただくために、作画活動初期から晩年までの代表作を網羅し、彼の芸術の意味を再検討するものです。


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