静岡県立美術館は17世紀以降の風景画を中心に、開館前から20年にわたり収集活動をしていますが、静岡の風景といえば何と言っても富士山です。おのずと多くの富士山の絵が集まり、全国でも屈指のコレクションとなりました。本展はそれらを一堂に展示する待望の展覧会です。 日本を象徴する山である富士山は、様々な画家により数多く描かれてきましたが、富士のイメージは、時代とともに変化し、とらえ方は一様ではありません。今回の展示では、室町時代から現代までの作品を通して、富士が絵画作品の中でどのように描かれてきたかをたどることができます。また、狩野探幽・司馬江漢・谷文晁・歌川広重・横山大観・和田英作・東山魁夷など巨匠が描く富士は、画家の個性に彩られており、富士山の多様な絵画表現を楽しむことができます。 この機会に一堂に展示された様々な富士山の絵から、ぜひあなたの好きな富士を探しに来てください。 なお、会場では富士山の絵画の人気投票を実施しています。ぜひご参加ください。 |
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