ヨーロッパの絵画の中で風景は元々、物語などの背景でしかありませんでした。神話や聖書の物語を描く際に、舞台の引き立て役になるのが、もっぱらだったのです。風景がやがて独立した主題として描かれるようになるのは、17世紀以降のことだといわれています。この展示では「物語から風景へ」と題して、西洋の物語絵画に見られる風景、そしてそれらが独立し、展開していく姿を、当館の収蔵品でご紹介します。ゆったりとした歴史の流れと、時代ごとの多様な趣味を、ぜひご堪能ください。 |
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ポール・シニャック 《サン=トロペ、グリモーの古城》 |
パウル・ブリル 《エルミニアと羊飼いのいる風景》 |
開館時間: | 10:00〜17:30(展示室への入室は17:00まで) |
夜間開館: | 5月〜9月の毎週土曜日は、20:00まで(入室は19:30まで) |
休 館 日: | 毎週月曜日 ただし7月18日(月・祝日)は開館。翌19日(火)は休館。 |
観 覧 料: | 一般・大学生300円(200円) 小・中・高生及び70歳以上は無料 企画展をご覧になった方は無料 *( )内は20名以上の団体料金 *あわせてブリッジギャラリー、ロダン館もご覧いただけます。 |