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≪フギット・アモール≫ 、生まれ故郷のパリへ!

 「静岡の≪フギット・アモール≫を貸してほしい。」2年前、「ロダンの水彩画とデッサン」展の来賓として来日されたロダン美術館館長ジャック・ヴィラン氏より、当館の吉岡館長に出品依頼状が手渡されました。≪フギット・アモール≫は、当館が所蔵する唯一のロダンによる大理石彫刻です。1900年のパリ万博に併せて、アルマ広場で行なわれたロダンの大回顧展を再現する展覧会計画が進行する中、当館の同作もその出品作のひとつであったことが、ロダン美術館の研究成果により判明したのでした。

 3月12日から7月15日まで、「1900年のロダン アルマ展」はパリのリュクサンブール美術館で開催されました。12日に催されたオープニングには、ロダン美術館前館長モニク・ロラン氏や、オルセー美術館館長アンリ・ロレット氏らの顔も見え、彫刻・素描・写真など全248点の作品を見尽くそうと、会場内は熱気で包まれました。

 石膏像が多く出品されているのに合わせ、室内を白いディスプレイで統一し、また当時の椅子も再現されているのが印象的でした。

(当館学芸員 南 美幸)


≪フギット・アモール≫に見入る来観者

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