江戸開府400 年を記念した「徳川将軍家展」を現在開催しております。徳川将軍家(宗家)伝来の資料を核にしながら、これまで紹介されることのなかった将軍家の実像に迫る展覧会です。
この展覧会は岡崎・東京で開催されて好評を博し、最後静岡に巡回されたものです。巡回会場の岡崎・東京(江戸)・静岡(駿府)は、言うまでもなく、徳川家とりわけ家康にゆかりの深い地です。この4月徳川宗家は伝来の資料を保存・調査・公開することを目的とした「徳川記念財団」を設立しました。その所蔵品の多くが初めて公開されたのが本展で、徳川宗家にとって意義深い展覧会と言えましょう。
江戸の歴史展は数多く開催されていますが、本展の特徴は、将軍という特殊な身分にあった人を対象としているものの、将軍家という「家」の歴史を紹介した展覧会であることです。宗家伝来の資料が物語る歴史――。また静岡関係の貴重な資料も多く展示され、静岡ゆかりの展覧会となっています。お見逃しなく、ぜひご覧ください。 |