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江戸開府400年記念
徳川将軍家 展開催中

10月26日(日)まで  


 江戸開府400 年を記念した「徳川将軍家展」を現在開催しております。徳川将軍家(宗家)伝来の資料を核にしながら、これまで紹介されることのなかった将軍家の実像に迫る展覧会です。

 この展覧会は岡崎・東京で開催されて好評を博し、最後静岡に巡回されたものです。巡回会場の岡崎・東京(江戸)・静岡(駿府)は、言うまでもなく、徳川家とりわけ家康にゆかりの深い地です。この4月徳川宗家は伝来の資料を保存・調査・公開することを目的とした「徳川記念財団」を設立しました。その所蔵品の多くが初めて公開されたのが本展で、徳川宗家にとって意義深い展覧会と言えましょう。

 江戸の歴史展は数多く開催されていますが、本展の特徴は、将軍という特殊な身分にあった人を対象としているものの、将軍家という「家」の歴史を紹介した展覧会であることです。宗家伝来の資料が物語る歴史――。また静岡関係の貴重な資料も多く展示され、静岡ゆかりの展覧会となっています。お見逃しなく、ぜひご覧ください。

(当館主任学芸員 飯田 真)


東照大権現像(霊夢)
狩野探幽筆 徳川記念財団蔵
〈10月15日から展示〉


硯箱 和宮(静寛院宮)所用
徳川記念財団蔵 
〈10月15日から展示〉

講演会シリーズ 風景を考える 第一回
 近年、建築学・工学・地理学・文学などさまざまな分野で「風景」に対する関心が高まっており、文化としての風景が盛んに論じられています。17世紀以降の風景画をコレクションの柱とする当館では、これに着目し、「風景」論を一般の方々と一緒に幅広く考えていこうという趣旨の、新たな講演会シリーズ(全三回)を計画しました。
 その第一回目が8月3日に開催されました。常葉学園大学から土屋和男氏を講師にお招きし、「もうひとつの明治建築―和風建築の風景」の演題でご講演いただきました。「もうひとつの明治美術」展開催に合わせ、「明治」の建築にスポットを当てた内容でしたが、洋風建築の影に見落とされがちな和風建築を、明治建築史の中に整理し紹介され、90名を超える聴講者は、多様な明治の建築を再認識することができました。
(当館主任学芸員 飯田 真)

講演会シリーズ:風景を考える 第二回
「風景画の読み解きと景観工学」
講師:小林 享(前橋工科大学工学部教授)
日時:11月30日(日) 午後2時〜 
会場:当館1階講堂にて


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