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ボックスアートプラモデルパッケージ原画と戦後の日本文化

2007年4月7日(土)〜5月20日(日)


 みなさんは「ボックスアート」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。正直なところ、いささかなじみの薄い言葉かもしれません。ボックスアートとは、商品パッケージの箱絵のことを指します。今回開催される展覧会「ボックスアート プラモデルパッケージ原画と戦後の日本文化」は、プラモデルのパッケージアートの原画を紹介するはじめての大規模な展覧会なのです。
 ところで、わが県は世界的にも著名な模型メーカーが集まっている土地であり、模型ファンの間では「ホビーのまち静岡」として知られています。昭和30年代はじめに日本にやってきたプラモデルは、それまで親しまれていた木製模型とは比較にならないほどの高精度な造形が可能なものでした。戦車、飛行機、船、ロボットといった夢や憧れの対象を自分たちで組み立ててる喜びは大きなもので、みなさんの中にもワクワクしながらパーツを組んでいく醍醐味を味わった方も少なくないでしょう。
 こういったプラモデルの箱絵として、元来消費者の購買意欲を高めるために描かれたのがボックスアートなのですが、やがてパッケージ装飾という役割を超える役割を担っていきます。組み立ての過程で完成形を想起する「資料」として、あるいは組みあがった模型とともに空想の世界を広げる「素材」として、独自の発展を遂げるようになるのです。

川上恭弘
《TAMIYA 1/12 ビッグスケールホンダF−1》
©TAMIYA


小松崎茂《サンダーバード2号(イマイ)》
TM and c1964、1999 and2006 ITC Entertainment Group Limited.
THUNDERBIRDS is a Gerry Anderson Production.
Licensed by Granada Ventures.

 本展では、プラモデル草創期から現在に至るまで世に送り出された、時代を代表するプラモデルのボックスアート原画約160点を紹介するとともに、昭和初期の教材模型からソリッドモデル(木製模型)を経てプラモデルが誕生する過程を各種資料で振り返りつつ、ボックスアートのスタイルができあがってくる過程を探ります。併せて、懐かしいプラモデルキットの数々や、国内を代表するモデラーによるジオラマ作品も展示し、プラモデルの歴史を総体的に紹介します。
(当館学芸員 村上 敬)

information 
●観覧料

一般・大学生 900円(700円)
小・中・高校生400円(300円)
※( )内は20名以上の団体および前売り料金


関連イベント
●特別講演会
※いずれも当館行動にて14:00〜15:30
聴講無料、申込みは不要です。

第1回:4月22日(日)
講師: 田宮俊作氏(株式会社タミヤ代表取締役社長)
工藤健志氏(青森県立美術館学芸員)
演題: 戦後の日本文化とプラモデル

第2回:4月29日(日・祝)
講師: 長谷川勝人氏(株式会社ハセガワ常務取締役)
演題: プラモデル黎明期とハセガワ -ソリッドモデルからプラモデルへ

第3回:5月6日(日)
講師: 平瀬礼太氏(姫路市立美術館学芸員)
演題: 昭和初期のヴィジュアルイメージ

第4回:5月13日(日)
講師: 村上敬(当館学芸員)
演題: 戦前の大衆メディア文化とボックスアート

●親子模型教室「ダンガンレーサーをつくって、遊ぼう!」
※いずれも当館県民ギャラリーにて14:00〜16:00。参加無料。 対象は小学生の親子各日先着40組(計80名)様で、要申込です。
※お申込は平成19年4月9日(月)10:00より
電話番号054-263-5857にて受付いたします。
※材料(キット)と工具はこちらでご用意いたします。
5月3日(木)
講師:タミヤスタッフ




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