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1817-28(文化14-文政11) 絹本墨画 99.4×40.3cm
水墨で表された、月光に浮かび上がる楓。その葉脈は金泥で神経細やかに描かれる。月の微かな光に包まれた一瞬の情景を軽妙な筆法で見事に描き出す。その洒脱な趣きは、俳諧の抒情的世界と一脈通じるところがあり、抱一の美的感覚をよく示している。
酒井抱一(1761〜1828) 江戸琳派の中心絵師。姫路城主酒井忠以の弟。 尾形光琳に私淑、その画風に江戸の洒脱さを加え一家をなした。
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