コレクション風景の交響楽(シンフォニー)

でんとした山の大きさ

児島善三郎 《箱根》

1937(昭和12)頃
キャンヴァス、油彩
90.7×115.2cm

晩秋から初冬にかけて、箱根峠より望む芦の湖の景色を描いた作品。形を簡略化し、輪郭を太い線で大胆に描く。豊かで大きな色面は、泰然たる自然を大らかに謳いあげる。フランスのフォーヴィスムを日本的な風景に適用した好作例である。

児島善三郎(1893〜1962) 福岡市生まれ。ドランに影響を受け、二科展、そして独立展と活躍した。日本的フォーヴィスムの受容を示す代表的な作家。

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