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1905(明治38)頃 絹本着色 172.7×96.0cm
中国四川省と陜西省を結ぶ険しい山道を、高く聳える山塊が林立するというダイナミックな構図で描く。右上にある「峽雨桟霧」は、「谷間に雨が降り桟道を霧が濡らす」の意。鉄斎はこの景観を力づよい筆力で描ききった。鉄斎70歳頃の作。
富岡鉄斎(1836〜1924) 近代文人画の巨匠。和漢古今の書を読破、各地を遍歴しながら90歳までに生涯二万点を超える作品をのこした。
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