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冴え渡るミシャロンの筆さばき
アシル=エトナ・ミシャロン 《廃墟となった墓を見つめる羊飼い》
1816
キャンヴァス、油彩
81×100cm
文献:48
1817年のサロンへの出品画で、二十歳のミシャロンの秀作。二人の羊飼いが見つめる左前景の墓は、理想郷のように美しいところにも、死が忍び込むことを示唆しているのだろう。17世紀イタリアから流れ出た古典的風景画の伝統に連なる精彩に富んだ作品である。
アシル=エトナ・ミシャロン(1796〜1822) ローマ賞を獲得してイタリアに4年間留学。天才風景画家として将来を嘱望されたが、帰国後26歳の若さで夭折した。
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