輝く黄金の光
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー 《パッランツァ,マッジョーレ湖》
1846-48頃
紙、水彩
36.8×54.0cm
文献:8
人は今そこにないものに憧れるが、暗いロンドンに生まれたターナーにとってそれは輝く光だったのであろう。画面に満ちるこの光は、作者の恍惚とした陶酔を誘う点で、強い酒のようであり、他のものが目に入らなくなるという点で、恋のようでもある。
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775〜1851) ロンドン生まれの風景画家。眩い光と色彩を、ついには幻想的な作風にまでおしすすめた。