コレクション風景の交響楽(シンフォニー)

皮に託した古代幻想

大久保婦久子 《登呂の譜》

1984(昭和59)

168.8×83.0cm
作者寄贈

勾玉や縄文などを想起させる大小のモティーフを皮特有の平面の世界に組み入れ、幾何学的な画面に独特の音楽性をかもし出す。力強い生命感があふれている。

大久保婦久子(1919〜2000) 下田出身。現代皮革造形界を代表する作家。素材のもつ素朴さと柔軟さをいかしつつ、堅牢で幻想的な作品を多数発表。

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