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1925(大正14) 紙本墨画 72.0×84.0cm
対象に即した自在な筆づかいにより、霧たつ京都東山の湿潤な風情を表す。微妙な墨の諧調の美しさには画家の光に対する鋭敏な感覚がうかがえる。小品の多い浩一路にしては例外的な大作だが、束縛のない自由な水墨表現が昇華されて、集中力ある画面を作り出した。
近藤浩一路(1884〜1962) 少年期を韮山で過ごす。洋画から日本画に転向、光や大気への繊細な感覚を宿す独自の水墨画に新境地を見る。
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