作家と地域と住民と
川俣正 《袋井駅前プロジェクト1988》
1988(昭和63)
ベニヤ板、バルサ材、アクリル絵の具、
鉛筆、紙、ビニール、
ゼラチン・シルヴァー・プリントなど
122×190×57cmほか
歴史的建造物の解体にさいし、住民、行政、企業との対話や共同作業、解体資材による再構築などが行われた。その過程で、地域と人との関係が検証される。作家が社会の中で、多くの人たちと関わりながら制作する「プロジェクト」型作品は、この作家の真骨頂である。
川俣正(1953〜) 北海道生まれ。ヴェネツィア・ビエンナーレ出品。横浜トリエンナーレ総合ディレクターを務める。