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			難波田龍起 《ミクロの世界》
			
				1966(昭和41)
				キャンヴァス、油彩、エナメル
				162.1×130.3cm
			
			
			当時の抽象絵画運動(アンフォルメル絵画)の影響も見られるが、作者特有の詩情を感じ取ることもできる。顕微鏡でのぞき見る生命誕生の息吹か、あるいは、望遠鏡で見る大宇宙の星の誕生か。難波田は、抽象絵画を詩情豊かな領域へ進めたのである。
			
		 
		
			
				難波田龍起(1905〜1997) 北海道旭川に生まれ、東京本郷に住む。高村光太郎に影響を受けた。
戦後抽象芸術の担い手の一人として活躍。
			
		 
		
