リズミカルな線と色彩豊かな絵画で知られるパウル・クレー(1879−1940)は、20世紀を代表する芸術家です。スイスのベルンに生まれ、ドイツで美術を学んでから画家として成功しますが、ナチスの台頭を逃れて生まれ故郷で没しました。この展覧会は、クレーと日本および東洋との関わりをとりあげ、知られざるクレーの芸術と生涯に迫ります。浮世絵からの影響がうかがわれる初期の鉛筆デッサン、東洋的要素を感じさせるカリカチュアやカリグラフィー(文字・記号による作品)、風景画、クレーの蔵書などの出品作品は、世界最大のクレー・コレクションを誇るスイスのクレー・センター、スイスの個人コレクションのほか、国内美術館の所蔵品です。日本では初紹介となる、クレーが夢見た東洋の世界をお楽しみください。
開催期間 | 2009年 7月14日(火)〜8月30日(日) |
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開館時間 | 午前10時〜午後5時30分 ※展示室への入室は午後5時まで ※会期中の土曜日は午後8時まで開館(展示室への入室は午後7時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日 ※7月20日は開館し、翌21日(火)休館 |
観覧料 |
一般 1,100円(900円) 高校生・大学生・70歳以上 500円(400円) 中学生以下 無料 ※8月1日〜30日の観覧料について ※()内は20名以上の団体および前売料金 ※収蔵品展、ロダン館も併せてご覧いただけます。 ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方は、無料。 |
特別講演会 <当館講堂、先着順、無料> |
8月9日(日) 午後2時〜3時30分 「パウル・クレーとはどのような芸術家だったのか」 前田富士男氏(慶應義塾大学名誉教授) 8月22日(土) 午後2時〜3時30分 「からだのリズム、かたちのリズム〜クレーに近づくもうひとつの試み」 恩地元子氏(東京芸術大学、武蔵野美術大学非常勤講師・表象文化論) |
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学芸員によるフロア・レクチャー <本展観覧料が必要> |
7月26日(日)、8月14日(金) 午後2時〜3時 |
パウル・クレー展 ロダン館コンサート <収蔵品展観覧料が必要> |
8月29日(土) 午後4時〜(予定) 小杉結ヴァイオリン・リサイタル 「パウル・クレーに捧ぐ」 小杉結氏(ヴァイオリニスト) |
夏休み子どもワークショップ |
7月28日(火)〜8月2日(日) 午前10時30分〜午後3時30分 「くねくね スースー ピーンであそぼう!」 ※小学生対象のワークショップ。 ※要申込み。材料費が必要です。 詳細は当館学芸課普及スタッフまで。 |
特別料理 |
2009年 2009年 7月14日(火)〜8月30日(日) レストランの特別料理はこちら |
収蔵品展 |
「クレーの時代の日本洋画」 7月7日(火)〜9月6日(日) |
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◎主催/静岡県立美術館、静岡第一テレビ 30th ◎後援/スイス大使館、日本パウル・クレー協会
◎協力/スイス・インターナショナル・エアラインズ ◎協賛/静岡銀行