パウル・クレーの活躍した両大戦間時代。日本では、明治維新前後から続いていた西洋絵画摂取と消化の時代を経て、いよいよ日本人による日本人のための西洋絵画を確立しようとする機運が本格化していました。多くの洋画家たちが「個性」「天才」といった西洋近代的な美の規範や油画を中心とした西洋絵画の技法をいかに自分たちの感性と融合させるべきか悩みました。そしてある者は穏健な写実を、ある者は過激な前衛画風の旗を掲げ、時代を切り開いていきます。今回の収蔵品展はこの時代に焦点をあて、当館所蔵の長谷川潔、佐伯祐三、原勝郎らの作品を紹介し、この時代の日本洋画界の空気を再現したいと思います。
開催期間 | 2009年7月7日(火)〜2009年9月6日(日) |
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開館時間 | 午前10時〜午後5時30分 ※展示室への入室は午後5時まで ※企画展「パウル・クレー東洋の夢」開催期間(7月14日[火]〜8月30日[日])の毎週土曜日は、20:00まで開館(入室は19:30まで) |
休館日 | 毎週月曜日 ※ただし月曜祝日の場合は開館、翌火曜休館 |
観覧料 |
一般・大学生300円(200円) 高校生以下、70歳以上無料 ※8月1日〜30日の観覧料について ※()内は20名以上の団体料金 ※ロダン館も併せてご覧いただけます。 ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方は、無料。 |
フロアレクチャー <参加費無料> |
2009年8月2日(日) 14:00〜 村上 敬(当館学芸員)が展示室で作品について解説します。 |
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企画展 |
「パウル・クレー 東洋への夢」 7月14日(火)〜8月30日(日) |
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