妙法華寺は静岡県三島市玉沢にある日蓮宗の本山です。その歴史は日蓮聖人の弟子である日昭上人によって、弘安七(一二八四)年に鎌倉に創建されたことに始まります。十六世紀には戦乱の影響で移転が重なりましたが、元和七(一六二一)年に現在地である玉沢へと移り、壮大な伽藍が築かれました。歴史の風雪に耐え、今もなお数多くの文化財が伝えられています。
その中には、日蓮聖人が自ら筆を執り注釈を施した《註法華経 開結共 日蓮自註》をはじめ、聖人の御尊顔を精緻に描く《日蓮聖人像》、教義を絵画化した絵曼荼羅の現存最古の例の一つとなる《十界勧請大曼荼羅図》など、信仰の歴史を辿る上で極めて重要な作品も含まれています。
今回の展示では《註法華経 開結共 日蓮自註》の修理完成を記念し、妙法華寺に伝わる重要文化財四件を含む計六件の名宝を御紹介します。
開催期間 | 2015年11月5日(木)〜12月13日(日) |
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開館時間 | 午前10時〜午後5時30分 ※展示室への入室は午後5時まで |
休館日 |
毎週月曜日 ※ただし、11月23日(月・祝)は開館し、翌24日(火)休館 |
観覧料 |
一般300円(団体 200円) 大学生以下・70歳以上無料 ※企画展をご覧になった方は無料。企画展の観覧料は、展覧会ごとに変ります。 ※団体のお申込/20名以上の団体のお申込は、美術館総務課へお問合わせください。学生の団体を引率の場合、引率の先生は無料になる場合があります。詳しくは美術館まで。 ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方と付添者1名は、企画展、収蔵品展とも無料でご覧いただけます。専用駐車場のほか、車椅子も完備しております。美術館総務課までお問合わせください。 |
同時開催 |
企画展 『写真家の眼/版画家の眼 6つのアンソロジー』 2015年11月8日(日)〜12月9日(水) 収蔵品展 『大正時代の洋画家たち』 2015年11月5日(木)〜12月13日(日) |
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フロアレクチャー |
当館学芸員が展示室で作品について解説します。 11月23日(月・祝)14:00~ |